dBや基準レベルについてのまとめ

◆ アナログ

dBu (dBm@600Ω) dBV Vp Vrms コメント
+24 +21.78 17.36 12.28 業務用機器の最大入力レベル(物による)
+20 +17.78 10.95 7.746 機器によってはこの辺りが最大(電源をケチれる)
+4 +1.782 1.736 1.228 業務用機器の基準レベル (0VU)
+8.239 +6.021 2.828 2 ADCの最大入力レベル(物による)
+2.218 0 1.414 1
0 -2.218 1.095 0.775
-7.782 -10 0.447 0.316 民生用機器の基準レベル

◆ デジタル⇔アナログ

+4dBu = 0VU = -16dBFSで合わせる(JAPRS基準)。
NHKだと-18dBFS、民放連は-20dBFSで合わせるようだ。

◆ 録音やMix時の音量の目安

録音

-16dBFS = 0VUくらいのレベルで録音すれば、ギリギリクリップしないらしい(参考4.)。
業務用機器に+4dBuを入れている時は心配しなくていいだろう。

Mix

Youtube・ニコニコ・Spotifyなどで、ラウドネスノーマライゼーション(※1) が導入されているらしい。
YoutubeSpotifyが-14LUFS(※2) 、ニコニコが-15LUFS程度で制限をかけており、
平均的にそれ以上の音量で収録されている曲は、再生音量を下げられてしまうようだ。

⇒ -15LUFS目標でMixすれば、各動画サイトで使いまわせてよさそう。
0VU = -16dBFS調整したVUメーターだと、おおむね-1~2VU指示くらいのイメージかな?

(※1) 曲どうしの体感上の音量差を揃える機能。
(※2) LUFS/LKFS: 人間の聴覚特性カーブを考慮した単位。LUFS1増減は1dB増減と同じ。
   なお、@1kHzで、LUFS(*3) = dBFS。実際の曲だとRMS値の方が低く出る。

その他

自分のよく聴くアニソン達は、-6dBFS = 0VUになるように調整したメーターでちょうど0VU振れるくらい。
ということは、アニソンはトータル10dB近く圧縮してるってこと…
トラックのGRが4dB、マスターが2dB、その他諸々合わせて10dBくらいになるんだろうな。

◆ 参考

  1. 新しい基準ラウドネスの全て<特集トップページ> | ROCK ON PRO
  2. []デジタル機器の基準レベルについて - Saidera Mastering Blog
  3. ヘッドルームを残し、ミックスを助けるための7つのアドバイス | LANDR Blog
  4. ÐXG
  5. LUFS/LKFS…ラウドネスメーターについて復習して理解を深めよう | SOUNDEVOTEE.NET
  6. 私個人のラウドネスメーター運用2020年版 - eki_docomokiraiの音楽制作ブログ